年末が近づくと、
どうしても一年を振り返る時間が増えます。
その時、皆さんの頭の中にはどんな言葉が浮かんでいるでしょうか。
「今年は良い一年だったな」
「正直、ダメな一年だった」
私たちは無意識のうちに、自分の一年に点数をつけたり、「良かった・悪かった」というラベルを貼って整理しようとします。
それ自体は、とても自然な心の働きです。
ただ、「評価」というものには、
ひとつ特徴があります。
それは、思考を止めやすい、ということです。
「失敗した」
そう結論づけた瞬間、
脳はそこで計算を終えてしまいます。
まるで本を閉じるように、
その先に続く可能性を見なくなる。
NLPには、こんな考え方があります。
失敗はない。あるのはフィードバックだけ。
起きた出来事そのものよりも、
それにどんな意味づけをしたか。
その違いが、次の行動を決めていきます。
思うようにいかなかった一年でも、
「ダメだった一年」と評価して終わらせるのか。
それとも、
「このやり方では成果が出にくいことが分かった」
と整理するのか。
事実は変わりません。
変わるのは、そこから先に残るものです。
「評価」は、話をそこで終わらせてしまいます。
一方で、「情報」として扱えば、そこには次の選択肢が生まれます。
今年できなかったこと。
やり残してしまったこと。
思うように進まなかったプロジェクト。
それらは、自分へのダメ出しではなく、
「この条件、この関わり方では機能しにくかった」
という、来年に向けて意味のあるフィードバックです。
フィードバックは、
反省文を書くための材料ではありません。
次にどう選ぶかを考えるための、判断材料です。
そう整理してみると、一年の締めくくり方の質が少し変わりませんか?
良かったか、悪かったか、という評価ではなく、
どんな「情報」を持って新しい年を迎えるか。
年末という区切りは、
その整理をするには、ちょうどいい時間なのかもしれません。
『失敗をフィードバックに変える』思考法を体系的に学びませんか?
著者: Effica株式会社 代表取締役
全米NLP協会認定トレーナー
柳下早紀

